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「窓辺の猫」/むぎ ( 猫)

“むぎ (猫)”というミュージシャンをご存知だろうか。

読み方は“むぎかっこねこ”。

5年間の天国暮らしの後、

ふたたびこの世に舞い戻り、

歌って、踊って、楽器を演奏をして、

猫界初のFUJI ROCK出演も果たした

大きな気のいい猫のミュージシャン、

むぎ (猫)ちゃん。


わたしはそんなむぎ (猫)ちゃんが大好きなのだ。

心の支えと言っても過言ではない。


その、大好きなむぎ (猫)ちゃんの

CDジャケットを描くという依頼が来た時の

驚きと喜びと恐怖ときたら!


もちろん、

大好きなむぎ (猫)ちゃんのCDの絵なんて

描きたいに決まってる!嬉しい!

そうなんだけど、でも、

好きすぎて、緊張して、腰が引けてしまったのも事実。


上手く描けなかったらどうしよう…

むぎ (猫)ちゃんにがっかりされたらどうしよう…

ファンのみんなが気に入らなかったらどうしよう…


描きたい気持ちと

わたしごときが描いてはいけない気持ちが葛藤。


葛藤を乗り越えて、

描くことが決まって、

ラフもOK貰えて、

いざ描き始めてからも

実は緊張でかたくなってしまっていた。


なんか違うんじゃないか…

いまひとつなんじゃないか…

描き直そうか…

でも締め切りに間に合わないかも…


夜、ベッドの中で悶々として、

早朝から目が覚めて、

やっぱり描き直すことにしたり……。


「ダメだ…」と「いけるかも!」の間を

乱高下しつつ、なんとか完成。


恐る恐る原画を納品。


ビクターのAさんから、

「スタッフもむぎ(猫)本ニャンも喜んでます」

と教えてもらっても、

「今更気に入らないなんて言えないよな…」とか

後ろ向きなことしか考えられなかった。

(元々ネガティブ思考なので…)


自分の作品(絵本とか)だったら

見る人に受け入れられなくても、

残念だけど仕方ない、と思える。

その辺は結構図太くなっていて、

わりと大丈夫なんだけど、

今回は人様…いや、猫様の作品の評価に関わること。

わたしの絵のせいで、

むぎ(猫)ファンをガッカリさせるようなことがあったら…。


でも、

家に届いたパッケージの校正を見た時、

それまでの不安はどこへやら。

「か、かわいい…」と思わず声が出てしまった。

デザイナーさんが

とっても可愛くデザインしてくださったおかげで、

「わたしの絵」だったのが

「むぎちゃんの絵」「みんなの絵」になれた感じ。 


客観的に見ても、かわいいパッケージになったのでは……

と思うのだけど、どうだろう……。


(あぁぁ正直言うとまだ不安!!)


ちなみに、

わたしが描いたのは、天国帰りのむぎ (猫)ちゃんではなく、

天国行く前のむぎちゃんです。




むぎ (猫)ちゃんの

新しいe.p.のタイトルは「窓辺の猫」。

なので、もちろん窓辺にいる猫を描くことになったんだけど、

ちょうど同じころ発売されるわたしの絵本の表紙の絵が

まさに「窓から外を見ている猫」の絵なのだ。


「窓から外見てる猫の絵ばっかり描いてる人」と思われそうだけど、

これはただの偶然。


ついでに言うと、

その新刊絵本「ねこはるすばん」を描いてた時の

脳内BGMはむぎ (猫)ちゃんの曲「るすばん天国」。

(ともう一曲は清志郎の「パパの歌」)




いつか、むぎ (猫)ちゃんをこちらの世界(絵本)へ

ひっぱってこれたらなぁと思っていたけれど、

先にあちらの世界(音楽)に呼んでいただいて、

緊張しつつも新しく楽しい世界を見ることが出来ました。

むぎ (猫)ちゃんファンのみなさんに

気に入っていただけたら幸いです。



☆むぎ (猫)ちゃんの2nd EP情報☆

『窓辺の猫 e.p.』

9月9日リリース

初回盤(特殊パッケージ仕様):¥3,000(税抜)、品番:VICL-65414

通常盤:¥1,600(税抜)、品番:VICL-65415

収録曲:

窓辺の猫 feat. つじあやの

かっこいいCOLOR

赤い花

ネコジェラシー

Yes!入浴

・・・・


初回盤は飛び出す絵本みたいなパッケージになってます!

むぎ (猫)ちゃんのお部屋を描かせてもらいました〜。




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