

歌画集『花やゆうれい』
佐藤弓生さんの短歌とわたしの絵で構成された 歌画集『花やゆうれい』が出版されます。 書店に入荷されるとしたら 10/22以降になると思います。 佐藤弓生さんと初めてお会いしたのは、 『冥』(2012刊)という雑誌の連載時。 俳句、短歌、詩の一節を元に佐藤さんが短編を書き下ろし、 わたしが挿絵を描くという連載だった。 この連載を通じてわかったことは、 わたしにとって、 俳句は短すぎる(言葉が少なすぎる) 詩は長すぎる(言葉が多すぎる) 短歌はちょうど良い、 ということ。 連載自体は長く続かなかったのだけど、 その時頂いた短歌集を読んで 佐藤さんの短歌の世界に心惹かれていった。 2015年にギャラリーハウスマヤで個展をする際に、 佐藤さんの短歌で絵を描いてみたいと思った。 佐藤さんにご了承を得て、 全ての作品のタイトルを 佐藤さんの短歌とした。 佐藤さんの短歌があれば いくらでも絵が描ける、 とその時思った。 この時の個展で描いた絵を一点、 画集『隙あらば猫』(2022刊)に掲載するにあたり 佐藤さんにご連絡をしたのが2021だったか’22だったか。